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中道:建築プロジェクトを始められる際に、お二人はCAD を使われるんですか? それともスケッチで描かれるんですか?
木下:私はCAD はあまりにも遅いから、スタッフに任せています。
中道:すごい! コンピューターより早い手なんだ!(笑)渡辺さんもスケッチを描かれるんですか?
渡辺:そうですね。
中道:スケッチ描いているときがいちばん楽しい時じゃないですか? 何も無いところから、想像して描いていくわけですよね。
木下:楽しいけど苦しい作業ですね。
渡辺:それはフォトグラファーにとって、シャッターを切るときと同じじゃないですか? 時間の制約があるでしょ。ぼくたちも永遠にスケッチをやっていて良いわけではありません。
中道:実は今回の作業は感覚的に建築家の言うスケッチと似ていました。1枚出来て、2枚出来て、3枚出来て、4枚出来てと、すごく楽しかったです。想像しながら手を動かして。「あの写真とこの写真をこうすると、表裏一体になる!」とかね。
木下:この4枚、全部中道さんがコンポジションを考えたのですか?
中道:はい、考えました。
木下:でも、中道さんが実際に建物をご覧になっていないものもありますよね?
中道:そうなんです。だけど、写真見ているとどんどんアイディアが出て来たのですよ。お二人のエキスというのかな? お二人を長いこと存じているので、写真からにじみ出てくるもがあるんですよ。ある種の愛情ですね!
木下・渡辺:(笑)
渡辺:中道さんね、写真好きだから! おそらくぼくたちへの愛情より写真への愛情ですよ!
木下:「建築家を愛して撮る」っていう発言は、やっぱり撮るものをかなり熟知して、それでその建築家の意図をくみながらじゃなきゃ撮影できないですよね。
渡辺:けど、中道さんが「愛」で答えてくれたから、実際にこのような良いものが生まれましたね。(笑)
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